2009年11月06日
The Clash「LondonCalling」(1979)

ここ焼津に来て3年になる。ずっと暮らしていた横浜と「何が違うか」と聞かれることがよくある。僕の意識ではほとんど違わないし、焼津の方が暮らしやすいなと思う。ただひとつのことを除いて。それは、中古レコード店・CD屋・楽器屋といった音楽を選べる店が少ないということだ。あるにはあるのだが、その品揃えは結構きびしい。現在流行っているものももちろん必要なのだが、それだけではつまらない。また、現在はインターネットのページをめくれば何でも手に入るのだが、それだけでは何かさびしい。たくさんCDの並んだ棚をうろうろしながらどれにしようか迷ったり、その店の人が書いたちょっとしたコメントに心が動いたり、そんなことを含めた空気が大切なのだ。僕は高校生の頃、現在はもうないが、「そごう」の中にある輸入レコード屋にCDを買うお金があってもなくてもよく行った。そこには、ものすごく時間をかけて悩みに悩んで一枚のCDを買うという喜びがあった。その時の一枚がこれだ。何だかビビりながらこれを選んだ記憶がある。ここからパンクにのめり込んでいくこととなるのだが、よく聴くとこのアルバムはとてもバラエティーに富んだアルバムだ。メンバーそれぞれのおもしろさが感じられる。ジョーは亡くなってしまったが、彼のカッコよさを現在の高校生に教えたい。大きなお世話なのだが。店でレンタルCDでもやろうかな。絶対に他のレンタル屋さんにはない品揃えで。 以上
Posted by kazz! at
18:30
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