お茶とロックとキャンディーストリッパー

　
　明日の今頃はイベントの真最中だな。ライヴの前日は何だか気持ちが落ち着かない。期待と不安が入り混じるというのこんな感じなんだろう。
　昨日の夕方フラッとJUNKMANさんが店に立ち寄ってくれた。彼はアメリカンでポップでロックなレザー職人だ。土曜日のライヴ行けるかどうかわからないからと言って、彼はブラックレザーに魚がしハート柄をプリントした「ピックケース」をプレゼントしてくれたのだった。もの凄く嬉しかった。言葉では表現できないほどだった。
　彼と出会ってからそんなに時間がたったわけでもないし、いつも行動を共にするわけでもないし、２人で酒を飲みあかしたということもない。だが、通じているのだと勝手に思っている。お互いのヤルことやその気持ちや意志が。だからスゴク嬉しかったし、感激した。その人のために何かをつくるということは、ものすごくエネルギーを要する。自分の気持ちと相手の気持ちのバランスだったり、まさに期待と不安が混ざり合う感じだ。そしてそれは、僕が明日ステージに立つ気持ちとよく似ている。たかがバンドだとか、たかが趣味だろうとかいうことではない。真剣にそこに向かう。だから昨日の思いがけないプレゼントには、やさしく背中を押してもらった感じがしている。この嬉しさを倍にして表現したい。ありがとう。　　以上。