2012年05月25日
「よぉーこそ!!!!! 5」
「ほうじ茶」という名前のお茶がある。「日本茶業中央会」というとこが出している「緑茶の事典」によると「番茶や下級煎茶を強火で焙じ、焙焼香をつけた茶。」とある。つまらないし、違うな。
この「ほうじ茶」は実にオモシロい。基本的には「火で焙じて」お茶の香りを高めてつくるのだが、焙じるお茶(原料)やその焙じ方によって、様々な「ほうじ茶」になる。我が石松園では、注文を頂いてからつくることにしている。お客様の好みを少しでもそこに反映させたいという想いだ。飲むお茶の色が濃い茶色がいいという方もいれば、薄く透き通ったコハク色がいいという方もいらっしゃる。それに関連して、甘い感じがいいという方もいらっしゃれば、渋みも欲しいという方もいらっしゃる。それは先に記した「どんなお茶を焙じるのか」ということと「どのくらいの色まで(時間)焙じるのか」ということに関係してくる。
僕は「ほうじ茶」をつくる時はまるでコックさんの気分だ。お茶を調理するのだ。
今日はいつもこの「ほうじ茶」を気に入ってくれている栃木県の鈴木さんから電話があった。彼好みの最高な香りを表現すべく、新茶一番茶(今年一番最初に摘んだ茶)の茎の部分を、弱火でキツネ色に焙じてみた。写真の左が焙じる前の茶葉で右側が焙じた後の茶葉。白かったり緑色の最初に摘んだお茶ならではな細く繊細なお茶の茎に火を入れていく。するとある瞬間からプクッとそれが膨らんできて色も形も変化する。まるでクッキーを焼いているような感じだ。実際このプクッとなったお茶を食べると甘くて香ばしいクッキーの味だ。そしてお茶を焙じたその空間は、もの凄くいい香りが充満して、空気もまるくやさしくなる。
ご家庭でも是非お試しください。お茶とフライパンがあれば誰でもつくれる。やり方が知りたいという方は気軽に石松園まで。また来てやってほしいというところにも行きます。明日は山の茶畑へ一番茶最後の仕入れへ。この前お願いした宿題はやってくださったのだろうか?楽しみ! 以上。
Posted by kazz! at 23:23│Comments(3)
この記事へのコメント
新茶の一番茶をほうじ茶にするなんて何て贅沢なんでしょ!!
私もほうじ茶、だーいすきだよ。
世間一般には、焙じるお茶っ葉ってあんまり出来のよくない
お茶っ葉をそうすると美味しくなるっていうけど・・・
それってすごいことだよね。
お茶ってどんな出来のお茶でも美味しく飲めるっていうことだもんね。
それに・・・
お茶に関わっている人たちは自分の関わるお茶は可愛いって
思ってるから出来がいい、悪いなんて関係ないのかもしれないね。
・・・また語ってしまった(笑)
かずお、この前は大変だったんだね。
また声かけるね。
私もほうじ茶、だーいすきだよ。
世間一般には、焙じるお茶っ葉ってあんまり出来のよくない
お茶っ葉をそうすると美味しくなるっていうけど・・・
それってすごいことだよね。
お茶ってどんな出来のお茶でも美味しく飲めるっていうことだもんね。
それに・・・
お茶に関わっている人たちは自分の関わるお茶は可愛いって
思ってるから出来がいい、悪いなんて関係ないのかもしれないね。
・・・また語ってしまった(笑)
かずお、この前は大変だったんだね。
また声かけるね。
Posted by じゃすみん
at 2012年05月26日 13:35

じゃすみんさんありがとうございます。そして先日はすみませんでした。楽しみにしていたのですが・・・。僕は世界一のほうじ茶おにーさんになりたいので、今度是非飲んで感想をお聞きしたい!
よろしくお願い致します!
よろしくお願い致します!
Posted by kazz!
at 2012年05月27日 00:40

じゃすみんさんありがとうございます。そして先日はすみませんでした。楽しみにしていたのですが・・・。僕は世界一のほうじ茶おにーさんになりたいので、今度是非飲んで感想をお聞きしたい!
よろしくお願い致します!
よろしくお願い致します!
Posted by kazz!
at 2012年05月27日 00:40
