お茶とロックとキャンディーストリッパー

　　　　　　　　　　　　
毎月１０日は富士宮に行く。富士宮駅前にある大好きな「寺田茶店」さんへ。このお茶屋さんとの付き合いは古い。僕で３代目。毎月ここに行くのは僕の楽しみだ。仕事で行くのだが、仕事の話なんかしない。もっと大きくてバカバカしい話をする。近所で起きたちょっとした出来事やら、寺田さんの友達や家族の話。でもこの中にはたくさんの本当があると僕は思っている。今日も本当に楽しかった。

この「寺田茶店」というお茶屋さんはいつ行っても変わらない。それは店構え・置いてある商品・そこに在る雰囲気全てがそうなのだが、一番はこの店の夫婦ふたりが発する空気だと思う。すごく安心するし、やさしい気持ちになれる気がする。このご夫婦は僕の親よりは少し若いのだが、僕にとってはお父さんとお母さんだ。いつ行っても「おかえり」っていう感じ。

そしてこのアルバム。ソロモン・バーク。彼と寺田さんのオヤジは似ている。ソロモン・バークは言う。「俺の心に生きている祖母は幼い頃こう言って聞かせた。古きは新しくなり、新しきは古くなる。詩篇２３編を忘れないことと。私はいまだに学びの徒だ。」と。ラモーンズもストーンズもきっとそうなのだ。ビートルズとちょっと違って。僕はどう行こうかなと思う。本当を探すのだ。　　　以上。