お茶とロックとキャンディーストリッパー

　　　　　　　　　　　
僕の大好きな歌手のアルバム。こんな人になれたらなと思う。たくさんのアルバムがあるけど、これはライブアルバムで、その時の暖かい感じが感じられて嬉しい。バンドの雰囲気もいいし、好きな曲もたくさん入ってる。最後の最後に「赤鼻のトナカイ」をやってメンバー紹介をして、「メリークリスマス、よいお年を」と言って終わるのだが、それを聴く度にジーンとくるのです。そしてその後にスタジオで録音された「がんばれがんばれ」という曲が入っている。違うアルバムにも入っていたが、このテイクが僕は一番好きだ。それをいつだったか忘れたけど、自分の母親の誕生日にプレゼントしたことがある。たぶん、自分の気持ちを言葉で伝えることが何だか照れくさい感じがしてそんなことをしたと記憶しているが。その後、そのことについて話したことは一度もないけど、その想いが伝わっていたら嬉しい。まあ母親なんてのは何でもお見通しなんだろうけど。話がそれたが、彼に初めて出会ったのは高校生の頃で、メチャクチャでロックな浮浪者という感じ、だけどうたを聴くとすごくやさしい。現在もその印象は変わらない。自分とすごく違うようだし、すごく似ているようだし。彼は弱いことも強いことも、カッコいいこともカッコ悪いことも、嬉しいことも悲しいことも、そして情けないことも全部ありのままに歌ってる。それを聴くたびに、勇気が湧いてくる。明日も楽しくなりそうだ。
以上